第2回目となる今回のテーマは「聴覚障害とテクノロジー」です。
聴覚障害者と健聴者がコミュニケーションを取る方法として手話や筆談、口話が一般的ですが、手話ができる聴覚障害者は全体の約15%であること、筆談ではスムーズな会話が出来ないことなどの問題が存在しています。さらに、今年は新型コロナウイルス感染症の流行によって、手話通訳を呼べない、口話がしにくいといった、新たな問題も生じています。
その中で、両者のコミュニケーションを円滑にするための新たなツールが続々と開発されています。音声認識や情報通信技術を活用したコミュニケーションツールの開発によって、手話や筆談だけでなく、様々な方法でコミュニケーションがとれるようになっています。これらのテクノロジーが私たちのコミュニケーションを支えてくれるでしょう!
しかし、テクノロジーを導入した現場では課題が多く存在するのもまた事実です。
そこで、私たちは聴覚障害者と健聴者がより正確に、スムーズに、コミュニケーションを取れる新たなテクノロジーを広めること、そして、それを実際に使った現場の声を研究者に届け、新たなツールの開発につなげたいと考えました。
第2回みんなの学会は「聴覚障害とテクノロジー」をテーマに、皆様と”みんながコミュニケーションをとりやすい社会”について考えていきたいと思っています。